サラサラの髪から香るシャンプーの匂い
この香りがすれば、すぐにアナタを思い出してしまう。
それは出会った頃から今でも変わらないアナタを見つけ出す
心地よい香り
バスタイム
「ね、ね?いい加減、諦めたら?」
「何、言てるか?」
「その髪を・・・・。」
「ひつこいね。こそいい加減、諦めた方がイイね。」
そう、私達が毎回のように言い争う原因はコレ
フェイタンの髪の毛
どこからともなく香るフェイタンの髪の香りが大好きで、いつか私が洗ってあげたい!
なーんて思ったりしてたのに案の定フェイタンが許可してくれるハズもなくて・・・・・。
髪がサラリと揺れる度に香る
その香りは私の心を和ませる唯一の香り
いつも近くに感じていたくて同じシャンプーを使ってみても、あの香りは出せない。
だから、会う度に頼んでみてるのに・・・・。
「1回、1回だけでいいから!」
「ホント、ひつこいよ。」
「だって、お風呂は一緒に入ってるのに髪の毛は別って?何それ ? ! 」
「声、大きいね・・・。」
どうやらフェイタン、お風呂に一緒に入ってるのが恥ずかしいらしくて顔を真っ赤にさせちゃってる。
この部屋に誰が居るって訳でもないのに恥ずかしがってるフェイタンを愛しく思うし
こんな顔が見れるなら唯一の我が侭も悪くないって思ってしまう。
「ソレとコレは関係ないね。」
「ある!私にしたら大アリなんだけどッッ ! ! 」
「に何、言ても時間の無駄ね。」
呆れた顔のフェイタンを見るのも大好きだから、ついついイジめたくなってしまうのが正直な気持ちだったりもする
「分かった・・・今日は諦める・・・。」
「ずと諦めてればいいね。」
何とか・・・何とか・・・・
今日こそ、今日こそは・・・・
そんな策略が頭の中で飛び回る
精一杯、考えてみても良いアイデアなんか思い浮かばなくて・・・。
何も無かったかのように食事をして、二人して本を読んでソファでまったりしたりして
時折、フェイタンの頬に口付けてみれば優しい眼差しでフェイタンは私を見てくれる。
そして髪からは、心地の良いあの香り
眠くなる前に二人で仲良くバスルームへ向ったら
そこには何処に行ったって見つけられないような時間が流れてる
白い泡がクリームのように見えてしまうような愛おしい時間
甘い、甘い、二人のバスタイム
****あとがき****
今日こそは!
って気合だけが空回りする
試練のバスルーム・・・
だったりもする
ってのが付け加えで考えた締めなんですけど、甘い話には遠のいてしまうので
あとがきでチョコッと書いてみました。
私の中のフェイタンって今回は避けましたが、何でか分かんないんだけど微エロ入ってしまうようです・・・。
エロティックになってしまうと何かと問題あるんじゃないかと思ってるんだけど、
微エロくらいなら大丈夫なのかなぁ?
この『バスタイム』 やるかどうかは別として続編、書きやすそうですねー。
続編を書いたらエロ決定だと思う・・・(笑
最後までお付き合いしてくれた貴重な方々サマ
こんな駄文に付き合って下さって本当に有難うございました!
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